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Know Fujiya Iron Works

富士屋鉄工を知る 幹部対談

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  • 取締役 営業技術部長
    佐々木 裕一
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  • 代表取締役社長
    松宮 勇市
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  • 製造部 部長
    伊藤 伸治

富士屋鉄工の役職者の歩み

ーーまずは簡単に富士屋鉄工の歩みについてお伺いできればと思うのですが、みなさまの勤続状況についてなどお聞かせ願えますでしょうか?

伊藤部長:勤続は30年ほどです。高校を卒業してからずっとこの会社で働いています。
もともと組立をやりたい、という気持ちで入社し、はじめは製缶部に所属していました。
働いているなかで突如製造部長に任命されて、現在も勤めています。

ーー佐々木部長は、もともと製造だったとのことですが、営業に部署異動されているのですよね?営業をするにあたって楽しかったことや 苦しかったことはありますか?

佐々木部長:製造でも営業でもたくさん苦労したと思います。元々自分は設計がしたいという想いで、それなりに設計に関する勉強はしてきたつもりでしたが、大変でした。
やったことのない図面を書く作業をしたり、自分で設計をして現場据付して、大変でしたがやりがいがすごくあったし、振り返ると楽しかった想い出です。

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そこから13年ほど経って営業に異動し、額面を決める仕事を任せて貰うことになったのですが、それにともなって責任が生じるようになり、切り換えるのが大変でした。
それまでは機械の金額は営業が決めてくれていましたが、今度は自分で決めなくてはならない。
そしてその見積もりの額が今度は会社の収支に響いてくる。大変でしたがやりがいもあったと 思います。ですがどちらかというと自分は、設計をしている方が楽しいですね。

ーー社長から異動の指示を出されたのですか?

松宮社長:えぇ、その頃は私が社長になり立ての頃でしたが、営業の人材が不足しているので一番力になってくれそうな佐々木を一本釣りしました。それ以来ですね。

当社は20年くらい前から役員がどんどん定年退職したり、ご高齢の為、ご病気になってしまったりして、社長以下の役員が みな代替わりしてしまったんです。それで人が足りなくなり、佐々木には悪いのですが 担わせてしまっています。

佐々木にはとても感謝しているのですが、最初は手ほどきもないまっさらな状態でしたので、何をやればいいのか、というところからのスタートだったと思うんです。
それをここまで形あるところまで作り上げてくれた。佐々木がいなければここまでなっては いなかったと思います。

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ーー伊藤部長は技術畑から管理職になって、どのような想いでしたか?

伊藤部長:最初はなにから手をつけていいのかわからず大変な想いでした。当時は周囲に団塊の世代と呼ばれる昭和気質な方も多かったです。
反面若い子たちは 若い子たちでジェネレーションギャップがあって……自分ひとりで製造しているときはそんな想いしなくて済んだんですけどね。まとめることにはやはりむずかしさを感じます。

佐々木部長:伊藤部長は管理能力が高いですよ。私は伊藤部長はいまの仕事が適任だと思っています。

松宮社長:伊藤部長はコミュニケーション能力が高いですよね

伊藤部長:自分ができないから、人にやって貰うのは得意ですよ

(一同談笑)

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ーーお話を伺っていると、みなさん雰囲気がとてもよくて、御社の風通しの良さを感じます

松宮社長:そうですね。当社は1955(昭和30)年から続く企業ですが、平成20年代の後半頃に私から二人を部長職に任命しました。当時は私自身まだ社長の仕事が板についていないようなタイミングでした。
形のうえでは私からお願いしていますが、実際のところはそれ以前から支えて貰っていて、 いまなお仕事上のよりよいパートナーです。嬉しいですね。

ーー代表はお若いですよね。そして部長職のお二人もまだまだ現役でいられると思うのですが大ベテラン。その点についてどう思われますか?

松宮社長:もちろんこれからも活躍して貰えると信じています。当社には専務等の役職者がいないのですが、ひょっとすると変わった体系なのかもしれませんね。人数が少ないところは、いまはこういう業態のところも多いと思いますよ。

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富士屋鉄工の経験と蓄積

ーー同業の企業に、こんなところは負けない、という強みなどについてお聞かせ頂ければと思うのですが、いかがでしょうか。

佐々木部長:いろんなものづくりの会社があると思うのですが、当社では高度で大きいものを取り扱うことが多く、それが強みや売りですね。
おこがましいとは思いますが。富士屋さんの製品はいいものだ、という評価を頂けるのはおよそ、 高度で大きいものを取り扱ったときが多いです。

また、案件は自由競争なんですよ。なので簡単なものはそれなりに値段が安くなってしまう。そういうところは狙わずに価値の高いものを狙って製作しています。

ーーこれは御社にしかできない、ということで依頼されることが多いのですね?

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松宮社長:人がやりたがらないもの、やったことないもの、面倒臭いもの、大きいもの……みたいなものを富士屋さんに相談すれば、なにかやって貰える、 そんな風に思って貰いたいし、そういった要望に応えられる企業になりたいんです。

お客様のいろんな要望に応えたい気持ちもありますし、苦労しながら自分たちの力を一枚ずつ、 まるで年輪を重ねるように蓄積していくような、そんな仕事をしていきたいんです。同じものばかりを作っても技術は蓄積されず、新しいものが手に入らないと思うんですよ。当社は力をつけているという実感を大事にしていきたいと思っています。

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富士屋鉄工が目指すもの

ーーこういう業界で活躍できている、という得意分野のようなものはあるでしょうか

松宮社長:いわゆるインフラ分野ですね。得意分野だと思いますし、そういう仕事に携わることができるとモチベーションになります。例えばエネルギーに関する分野、 水力・火力・原子力など。生活の部分のコアになるようなところに携わることができるとやはりやりがいになりますね。

とはいえ、それだけで食べていくと決め打ちしている訳ではありません。北海道特有の仕事もあれば、本州の狭いところに刺さっていくような仕事もある。
どこにニーズがあるかはわからないものですね。私の気持ちとしては、そういう潜在的な ニーズが国外まで出ていってくれると更にいいですね。
日本は国内の需要が人口減少に 伴ってどんどん少なくなっていくと思いますが、国外では人口が増えているところも たくさんありますし、そういうところにはまだまだニーズが生まれて来ると思うんです。

ーー人口が減ると、どんどんインフラの部分の需要は減っていく、と

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松宮社長:そうですね。そう言う需要減少に応じる意味でも、少しでも成長産業になって、国外でも通用するような企業になっていきたいと思っています。その為に、どんどんレベルの高い技術を要する作業にチャレンジしていきたいと思っています。

ーー他社にない技術を担保するために、どのようなことを心掛けていますか?

伊藤部長:技術などは正直、当社以外もそれほど変わらないとは思うのですが、一番はなにより、トータルで全部まとめることができることだと思うんですよ。一部の仕事だけじゃなくて全部やるということ。それは他社には負けないところだと思います。

松宮社長:そうですね、専門性よりもバランスを大事にしています。

伊藤部長:バランスがあれば、お客様が依頼する際に楽だと思うんですよね。いきなり、 これ全部まとめて発注したい、という依頼があったとしても対応できるカバー力になると思っています。それは強みだと思っていますし、お客様から信頼に繋げて貰える長所だと思っています。

ーー新しい仕事をどのように開拓していくのでしょうか?

松宮社長:HPを見て連絡を貰えることもあれば、商談会にエントリーすることもあれば、
お客様からご紹介頂けることもある。いろいろなケースがありますね。
当社としてはどんどん次を開拓していきたいと思っていますし、いまなおステップアップして、更にレベルの高い仕事にチャレンジできるようになっていきたいと思っています。

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富士屋鉄工の想い

ーー求職者の人には御社にどのようなイメージを持ってもらいたいですか?

松宮社長:技術はもちろん必要なのですが、技術を持つのはやはり人なので、働く人の持っている器量やコミュニケーションの仕方にお客様は応じてくれると思います。

新入社員・中途の人、いろいろな人がいますが、なにかをやるというときの気持ちは強い会社だと思います。どんな若い子が来ても、いい先輩がいるよ、と感じて貰える会社だと思っていますし、求職者の人にはそれを感じて貰いたいですね。

また、製造会社というのは縦割りの作業が普通なのですが、当社はなんでもやって貰える環境が整っています。その上でお客様には品質を評価して貰えています。

例えば、トータルで見るとリスク管理などを含めて、適切なコストを伝えてくれている、と仰ってもらえるんです。
当社以外のところに受注した後に「値段勝負で富士屋さん以外のところで決めたけど、やっぱり富士屋さんにやって貰った方が安く済んだよ」と言う形で。

見積もりひとつに関しても、製造に関しても、そういう澄んだ仕事をしているとお客様からは信頼して貰える。そんな誇り高い仕事をこれからもしていきたいと思っています。

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富士屋鉄工の福利厚生について

ーー富士屋鉄工の福利厚生について教えてもらえますか?

松宮社長:小さいながら組合という組織があって、そこで業績や賃金、賞与についてなどいろいろな話をします。そこでは忌憚のない言葉を聞かせて貰っています。経営者としてはできないことをいきなりできるようにするということはなかなか大変なのですが、できることを少しずつやっていっていると思います。

新入社員、中途の人、いろいろな人がいますが、なにかをやるというときの気持ちは強い会社だと思います。どんな若い子が来ても、いい先輩がいるよ、と感じて貰える会社だと思っていますし、求職者の人にはそれを感じて貰いたいですね。

例えば、残業をしないようにしようとか、数年前とは全く違う会社になってきていると思います。また、当社は組合が強いので、いろんなことを言って貰っています。

私も組合との話し合いの場に参加していろいろなことを学びました。幹部としてよかれと思っていたことが全然社員には響いていなかったり、現場としてはこうして欲しいと知ることができたり。

社員の言葉は勉強になりますね。また、最近だと、女性用トイレを増やすだとか、女性にも働きやすい環境を作らないといけないだとか、いろんな配慮が足りていなかったんだなぁと気づかされることも多いですよ。

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TEL:0133-73-9571 FAX:0133-73-9563


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当社は2003年7月11日より、
ISO 9001の認証登録を行い、
企画・設計から製造・納品に至るまで
一貫した高品質の
「品質マネジメントシステム」を構築
しております。

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